仮面ライダー(スカイライダー) | |
---|---|
テレビドラマ | |
原作 | 石森章太郎 |
監督 | 山田稔、田口勝彦、奥中惇夫、 田中秀夫、平山公夫、広田茂穂 |
制作 | 毎日放送、東映 |
放送局 | MBS・TBS系 |
放送期間 | 1979年10月5日 - 1980年10月10日 |
話数 | 全54話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『スカイライダー 』は、1979年(昭和54年)10月5日から1980年(昭和55年)10月10日にかけてMBS・TBS系で毎週金曜19時00分から19時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第6作である。
なお、当作品の正式な番組タイトルはシリーズ第1作と同じ『仮面ライダー』(ロゴはオリジナルのものに一新)であるが、本放送当時より新聞のラテ欄・文献・その他においては第1作目との識別を容易にする目的で、『仮面ライダー(新)』・『仮面ライダー(スカイライダー)』など、カッコ部分を加えた表記が通例的に用いられている[1]。本wikiaでは『スカイライダー』表記で統一している。
概要[]
「仮面ライダー」シリーズは1975年の『仮面ライダーストロンガー』で一度完結したが、'70年代末のSFブームの中で、歴代の日本製特撮ヒーローが子供から大人まで幅広いファンの注目を集めるようになる。その流れの中で登場した新しい「仮面ライダー」が本作である。基本的に初代『仮面ライダー』から大きなスタッフ変更はない。
制作は『ストロンガー』までと同じく東映と毎日放送で、スタッフについてもプロデューサーに平山亨、監督に本作を監督するために同時期の『バトルフィーバーJ』を離脱した山田稔、音楽に菊池俊輔、メイン脚本家に伊上勝、殺陣は大野剣友会、ナレーションは中江真司とこれまでのシリーズを支えてきた顔ぶれが揃っている。毎日放送サイドからの「ライダーのスーツアクターは大野剣友会の中屋敷鉄也(当時:現中屋敷哲也)で」との要望を酌み、技斗(殺陣師)にはこれまでのシリーズでスーツアクターと技斗を担当していた岡田勝を迎えた。なお、スーツアクターの中屋敷はライダーマンを除いた1号からストロンガーまでの全ての経験を持っており、次作『仮面ライダースーパー1』も担当することになる。
主役に関しては東映主催による一般公募形式のオーディションが開催され、新人の村上弘明が選ばれた。このオーディションの告知ポスターには原作者である石ノ森章太郎の筆によるアイキャッチやサウンドトラックのジャケットに使用されたものと同じ、ライダーブレイクのイメージ画と、「英雄(ヒーロー)は、誰だ」というキャッチコピーがあしらわれていた。
また、本作スタートの1ヵ月前の1979年9月8日に本作登場を記念したスペシャル番組『不滅の仮面ライダースペシャル』がオンエアされた。
特徴[]
本作の大きな二つの特徴として、「1作目への原点回帰」と「先輩ライダーの客演エピソードの多さ」という点が挙げられる。
当初は第一作の『仮面ライダー』を意識し、仮面ライダー旧1号をベースにディテールアップした新たな仮面ライダー・スカイライダーと、人間に既存の生物の能力を加えて改造したシンプルな怪人との戦いを主体にしたハードなストーリーが展開された。また、主人公にはそれまでの仮面ライダーと差別化するセールスポイントとして、重力低減装置による飛行能力セイリングジャンプと、専用オートバイ・スカイターボで壁を破る必殺技ライダーブレイクが加えられた。
しかし、原点回帰を意識したがためにやや地味になったストーリーと、主役である仮面ライダーのキャラクター性の弱さのため期待通りの視聴率は得られなかった。また、飛行能力等の新機軸も充分にストーリーに生かすことができず、次第に使用されなくなった[2]。
こうした苦境の中で、一時は半年で主役を交代し新ヒーロー「仮面ライダーV9」[3]を登場させることまでが検討され、それには至らなかったものの、多くの番組強化策が行われた。まず、舞台をハンググライダークラブから喫茶店「ブランカ」に移してレギュラーキャラクターを一新し、主人公が仲間達のバックアップを受けて戦うことが強調された。また、ネオショッカーの指揮官を軍人色の強いゼネラルモンスターから、派手で陽性な魔神提督に交代させ、当時本作品をしのぐ人気となっていたスーパー戦隊シリーズを彷彿とさせるコミカルな作戦も取り入れた。そして、歴代の仮面ライダーも次々にゲスト出演する。
第28話で歴代仮面ライダーの特訓によりスカイライダーはパワーアップを遂げ、より明るい体色にスタイルを一新した。この新たなスカイライダーは、劇場映画『8人ライダーVS銀河王』でTVに先駆けて披露され話題をまいた。その後も、様々な工夫が凝らされ、歴代ライダーの素顔での登場[4]、コミカルな脇役ヒーローがんがんじいの活躍、怪談シリーズと銘打たれたホラー色の強い連作など、話題を提供し続けた。
こうした番組強化の流れの中で、主人公も徐々にキャラクターが定着して魅力を発揮するようになり、当初の予定から若干延長した一年間強の放映となった[5]。それ以降は、村上のスケジュール調整がかなわず放映を終了、『仮面ライダースーパー1』に引き継がれた。
本作の特撮技術には『宇宙刑事ギャバン』に先駆けること、3年前に東通ecgシステムのビデオ合成が取り入れられたが、まだこの頃の技術の使用料は高価で、試験的に使用されただけだった。
あらすじ[]
テンプレート:Infobox Musician 城北大学の大学生、筑波洋はハンググライダー部の練習中に、オートバイに乗った不気味な集団に追われている人間改造工学者・志度博士を助けた。
博士は世界征服と人口抑制を企む悪の組織ネオショッカーに協力していたが、非情な組織のやり方に良心の呵責に耐え切れず脱走したのだ。博士を匿う洋だが、博士を追ってきたネオショッカーの怪人ガメレオジンによって瀕死の重傷を負ってしまう。洋を救うために博士はあえてネオショッカーに戻り、洋を改造人間として蘇らせた。
復活した洋は博士と共にネオショッカーを脱走。ネオショッカーから人類を守るために戦うことを決意する。変身した洋の姿を見て、博士は彼を仮面ライダーと名付けた。
登場人物[]
スカイライダーと仲間たち[]
- 筑波 洋(つくば ひろし) / スカイライダー
- 本編の主人公。
- 志度敬太郎(しど けいたろう)
- 人間改造工学の権威。ネオショッカーに協力を強制されそうになるが、筑波洋に救われる。その洋の命を救うため、ネオショッカーに協力するふりをして洋の改造手術を施し、脳改造を故意に省略することにより、洋の自我を保ったまま仮面ライダーとして再生させた。その後、志度ハングライダークラブを設立し、洋の戦いを支援した。第13話を最後に、海外のネオショッカー対策委員会に招請され、谷源次郎に後事を託し日本を離れた。第14話では劇中で志度の置き手紙が読まれているが、別離のシーン等は描かれなかった。これは、演者である田畑孝の健康上の理由による降板であり、田畑は本作の放映中に逝去している。
- 当時の児童書によれば、1号を改造した緑川博士の弟子筋にあたるとされていた。
- 叶みどり(かのう みどり)
- 志度博士の助手で、志度と共にネオショッカーを脱走して志度ハングライダークラブの会員となり、仮面ライダーとなった洋を助ける。第1話では、どこか陰のあるキャラクターだったが、第2話以降は陽気で多弁な女性として描かれた。14話以降はウエスタンルックを纏う。第17話でヤモリジンの攻撃にあい全治10ヶ月の重傷を負い、長期入院という形で降板した。
- 杉村ミチ(すぎむら みち)
- 第2話から登場する志度ハングライダークラブの女性会員だが、第15話を最後に理由無く姿を消してしまう。
- 野崎ユミ(のざき ゆみ)
- 第3話から登場する志度ハングライダークラブの女性会員で、みどりの友人。みどりと共に第17話でヤモリジンの攻撃にあい全治10ヶ月の大怪我を負い、長期入院を余儀なくされるが、第33話で退院しアキやナオコと共に行動する。
- 飛田今太(とんだ こんた)
- ボサボサの頭髪に無精ヒゲで関西弁を話すルポライター。初期のコメディリリーフ的存在。毎回、ライダーの戦いをカメラに収めようとするも怪人に急接近されては殴られたり、怪人の顔の恐ろしさに悲鳴をあげて気絶するという役回り。気絶してしまうため、また接近遭遇した怪人はその直後にライダーに倒されるため、作戦のターゲットとなったことはない。第16話を最後に登場しなくなる。
- 叶 茂(かのう しげる)
- 第6話から登場するみどりの弟。当初はゲスト扱いだったが14話以降レギュラーに。洋を兄と慕い、その洋が変身した仮面ライダーにも強い憧れを抱いているが、洋が仮面ライダーとは知らない。第7話以降のOPクレジットより「シゲル」と表記される。彼が居た為か、「城茂」は劇中「城」と姓で呼ばれていた(一文字からも)。
- 谷 源次郎(たに げんじろう)
- 第14話から登場。
- 沼(ぬま)
- 第14話から登場の「ブランカ」のバーテンダー。周りからは「沼さん」と呼ばれている。リーゼント頭が特徴で「バカだなあ怒らせちゃって」が口癖。彼にとっての正装は「プレスリー衣装」らしい。
- 伊東ナオコ(いとう なおこ)
- 第18話から「ブランカ」のアルバイトとして登場する。合気道が得意で、それで戦うこともある。38話で客演した城茂に対しては異性としての関心を寄せていた。最終回の脚本では洋への思慕も描かれていたが、映像化されなかった。
- 小沢アキ(おざわ あき)
- ナオコ共に「ブランカ」のアルバイトとして登場する。大学でバトントワラーをしているらしく、バトンで戦うこともある。怪人の被害に遭うことが多い。29話ではヒカラビーノのかつての恋人・アラーカに似ていた為狙われ、洗脳され、ライダーに「許してくれ」の一言で気絶させられた事がある。
- 矢田勘次(やだ かんじ) / がんがんじい
- 第34話から登場。スカイライダーに協力するコミカルなヒーロー。当初は謎のヒーローとして登場していたが、その正体は改造人間ではなく、ヒーローを目指す青年・矢田勘次が自作の鎧を着た姿であることが41話で明かされた。自称「日本一のスーパーヒーロー」。まんじゅうとカレーが好物の関西人。「軍艦マーチ」の替え歌「がんがんマーチ」を歌いながら登場する。仮面ライダーをライバル視していたが、やがてよき友人になっていく。大木を引き抜いて振り回すなど、腕力面では並みはずれた強さを示したが[6]、はっきり言って戦力的にはネオショッカーに殆ど太刀打ちできず、怪人たちからは単なる邪魔者程度にしか認識されていない。作戦の邪魔をしても怒鳴られる程度で殺されかけるどころか攻撃されることすらなかった(ドロニャンゴーのように、立ち去ることを許した怪人すらいる。一文字からも「足手纏い」と評されるほど)。作戦行動中の怪人にぶつかって謝罪するなどのシーンも多数描かれた。しかし、スカイライダーに協力して事件解決に貢献したこともある。移動手段は徒歩またはスクーター。いつも幟を付けている。最終回で洋が仮面ライダーであることに気付く。
- 筑波洋太郎(つくば ようたろう)
- 人工心臓学の権威だったのをネオショッカーに付け狙われ、協力の要請を続けられていた洋の父。
- 協力を拒み続けたがためにネオショッカーの手で妻共々交通事故に見せかけて殺されたと思われていたが、ドクターXの言葉で改造人間「FX777(魔神提督)」として生きていたことが明らかになった。しかし、これは罠で魔神提督は別人であり、実際は協力を拒み続けたことで見せしめとして冷凍刑にされていたことが53話で判明した。
- 筑波寿子(つくば としこ)
- ネオショッカーに幽閉され大首領の召使いにされていた洋の母。53話では負傷した城茂を助けた。その後、洋と再会。彼女を守りたい故に戦いを離れた洋を叱咤するが、直後ドクロ暗殺隊隊長が放ったボウガンから洋を庇って倒れ、大首領の弱点が右足であることを洋に伝えて息を引き取る。彼女の死は洋の戦線復帰のきっかけとなった。
7人ライダー[]
本作以前の仮面ライダーシリーズに登場してそれぞれ日本を守った仮面ライダーたち。デルザー軍団壊滅後は世界各地へ旅立ち、数年後に各国に出現したネオショッカー支部と戦っていた。そしてネオショッカーを追って海外から次々帰国し、20話のストロンガーを機に、スカイライダーと共闘する。当初はスーツアクターの演技と声優のアフレコによる登場だったが、31話以降は変身前を演じた俳優たちのゲスト出演もあった。本作以降全員がオリジナルキャストで客演することはなくなった。また、素顔も含めてゲスト出演したライダーはいずれも変身ポーズの効果音が変更されている。
以下、主に単独での出演と主演時代との差異について記す(全ての登場話数は放映リストに記載)。
- 一文字隼人/仮面ライダー2号
- 七人ライダーの中でも素顔の登場が多いため、洋やブランカの面々とも親交が深い。
- 36話でキギンガーを追ってアマゾンから帰国。つづく37話ではスカイライダーとの連携技でドラゴンキングを倒した。39話でもキレーダの宝石を守るために帰国。オカッパ法師に苦戦しつつも乗り越え、つづく40話ではウニデーモンを倒した。最終三部作では53話でアラスカから帰国。歴代メンバーを代表する形で活躍した。
- 風見志郎/仮面ライダーV3
- 23話で初登場し、スカイライダーと共にムササベーダー兄弟と戦った[7]。34話ではタコギャングを追ってボルネオから駆けつけ、スカイを差し置いての活躍を見せる。マントコングとの前哨戦で「V3キック」、「V3チョップ」、「V3ダブルキック」様々な技を披露し、中でもつづく35話においては新技「空中四の字固め」を披露。最後の決戦においても新技「V3ダブル反転キック」でマントコングを倒した。最終話ではギリシャから帰国。宮内が得意とするバイク走行中に手放しで行う変身も披露された。
- 結城丈二/ライダーマン
- 26話で初登場しXライダーと共にドクガンバの仕掛けた毒蛾大砲の発射を阻止した。33話においてドブネズゴンを追ってニューヨークから駆けつけ、スカイライダーとの連携の必殺技でドブネズゴンを倒した。いずれの回もスイングアームを「ロープアーム」や「パワーアーム」と呼称している。33話登場時は、以前と比べて明るく熱血漢なキャラクターとして演出されている。最終話では南アフリカから帰国。
- 神敬介/仮面ライダーX
- 26話でライダーマンと共にドクガンバの撃退に駆けつけた。31話にて歴代ライダーの中で最初に素顔で登場、学生時代の思い出である村の窮地を救うために帰国した。つづく32話で怪人トリカブトロンの毒矢で負傷した洋を薬草で応急処置するなど、薬学の知識が豊富な一面を見せた。その後、黄金ジャガーと戦っているスカイライダーに代わって自身はトリカブトロンと戦い、Xキックで倒した。最終話ではエジプトから帰国。
- 城茂/仮面ライダーストロンガー
- 20話で他のライダーに先駆けて東南アジアから帰国した。洋に迫るクラゲロンの暗躍を悟っており、影から助言を与えて救っていた。スカイライダーが必殺のスカイキックが効かないクラゲロン、サイダンプの二人の怪人に追い詰められた際に姿を現す[8]。続く21話では二人の怪人に太刀打ちできないスカイライダーのために特訓相手となり、大回転スカイキックを伝授した。チャージアップをせずに超電子ドリルキックを使用した。
- 38話でアリコマンド養成所の情報を聞きつけ帰国した時は、城茂としての素顔も見せた。最終三部作でも真っ先に行動を開始。52話で両親の有耶無耶な現状に苦しむ洋をサポートし、アリコマンド養成所で追い詰められたスカイライダーを援護し、協力して養成所を壊滅させた。その後は単身でアジトに向かう中でネオショッカーの罠によって負傷したが、その際に洋の母・寿子と出会い、母子再会のきっかけを作った。
- 第20話及び21話出演時の口調(声:池水通洋)は主演時に近いものとなっているが、第38話以降に素顔で登場した際は大人びた台詞回しが多く、ナオコから好感をもたれた。主演時のトレードマークだったS字のハイネックは着用しておらずスーツ姿を披露。また、変身前は市販のバイクを使用している。本作ではチャージアップ変身を披露していない。
- 同じ名前である叶茂が登場するため、谷やブランカの面々からは「城君(さん)」と呼ばれた。
- 仮面ライダー1号
- 本郷猛としての登場はなし[9]。最終話ではメキシコから帰国。本作では新造版の改造サイクロン号に搭乗している。
- 仮面ライダーアマゾン
- アマゾン(山本大介)としての登場はなし[10]。最終話ではペルーから帰国。
当番組内で使用された7人ライダーのマシンは、スポンサーであるポピー(現・バンダイ)とのタイアップで新規製作された為、1号は(当時、ポピニカが販売していた)旧サイクロンに乗る事となった。その為、ライダーマンマシンを除きスカイターボを加えた7台が疾走するCM(スーパーライダーセット=新サイクロンを含むポピニカサイズのプラ製玩具)が初出映像である。また、同CM用に撮影されたフィルムが「くるくるテレビ」のカセットで商品化されている。ここではライダーマンマシンも加わり、CMには無いカットも収録されている。この時のサイクロン~カブトローは本作以降、『仮面ライダーZX』のネーミング発表会時に行われた撮影会で使用された後、東京都世田谷区にあった二子玉川園園内の展示イベントにブルーバージョン、Vジェットと共に寄贈、同遊園地の閉園と共に消息を絶った。同イベントでは『ジャッカー電撃隊』のスペードマシン、『大鉄人17』のサブマシン、『スパイダーマン』のGP-7、『電子戦隊デンジマン』のデンジマシーンも展示されていた。
ネオショッカー[]
歴代暗黒組織を操っていたデルザー大首領が倒され平和になった地球に新たに現れた秘密組織で、歴代の秘密結社で最初期に猛威を振るった「ショッカー」の名を継ぐ組織だが、直接の関係は不明[11]。動植物や妖怪をモチーフとした怪人を操り、来るべき食糧危機に備えて世界の人口を3分の1に減らし、残った人間は改造人間として手先に使い世界を支配するのが目的。(この設定は後にフェードアウトした)ライダーシリーズの敵組織の中で唯一階級制度があるのが特徴。初期では倒された怪人・アリコマンドやその手にかかった犠牲者は、青い光を発しながら蒸発するシーンが随所にあった。初代幹部のゼネラルモンスターが怪人ヤモリジンとして敗北し粛正された後は魔神提督が着任、8人ライダーと死闘を繰り広げた。「N・S」の文字を繋げ、かつての「ショッカー」のように鷲(ワシ)に見立てたシンボルマーク。『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』でバダン総統はネオショッカーを影で操っていたことを明かしている。
- ネオショッカー大首領
- ネオショッカーの支配者。
- ゼネラルモンスター
- 日本支部初代幹部。
- 魔神提督
- 日本支部二代目大幹部。
- その他及び各国支部長
- 第7話において、パリ会議にインド支部長、モスクワ支部長、北京支部長、エジプト支部長、ポーランド支部長が出席。「人間減らし計画」がいずれも順調であると報告している。
- 第31話・32話では、将軍の称号を持つ怪人、黄金ジャガー(ゲーム『特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝』では彼を主人公にしたシナリオが用意されている)が登場した。
- 怪人
- 幹部の指示に従い、作戦を行なう改造人間たち。ガメレオジンからドラゴンキングまでの怪人は頭部に逆三角形の形をした赤いランプが付いている(これは体内メカの異常な熱上昇を防ぐ為の冷却装置の作動を示すものであり、闘争心が高まり体内メカがフル稼動し始めると輝く。ちなみに怪人の死亡時の体温は2000℃)。主に動植物の能力を移植されているが、妖怪的な姿をした者もいる。初期の怪人には名前の最後に「ジン」という名が付いていたが、中盤以降は名前の最後に「ロン」か「ンガー」と付く怪人が何人かいた。魔神提督の着任後は海外の支部から呼び寄せられた強力怪人が投入された。その中には、歴代ライダーを苦戦させたグランバサーミーなどの強敵もいるが、パワーアップしたスカイライダーと歴代ライダーの活躍で駆逐された。劇場版『仮面ライダースーパー1』の「ドグマ復讐兵団」にはネオショッカーの怪人が含まれており、両組織の繋がりを暗示させる。
- アリコマンド(黒)
- 一般の人間を改造し、アリの能力を付与した改造人間。
- プロフェッサー・ドク
- 第16話から第18話まで登場。
- ドクター・メデオ
- 第38話に登場。
- ドクターX
- 第52話に登場。小児科医院にカモフラージュしたアリコマンドドックでアリコマンドの修理・廃棄を手がけている。
- 命乞いをする重傷のアリコマンドに対して、「使い物にならなくなったら、廃棄処分されるのが宿命」と笑いながら生命維持に重要なパーツを抜き取り絶命・廃棄処分させていることからもサディスト的な性格がうかがわれる。
- ちなみに、かつて筑波洋の改造手術を担当したことがある。
- 洋、城茂に追い詰められた際に洋の父・洋太郎を「自身が改造した人間の中でも最高の芸術作品」と豪語したことで洋の逆鱗に触れ、勢い良く殴られた(しかし、彼の豪語は後に偽りであることが判明)。
- 白アリコマンド
- 白アリの能力を付与した改造人間。
キャスト[]
レギュラー・準レギュラー[]
- 筑波洋 / スカイライダー(声):村上弘明
- 叶みどり:田中功子
- 杉村ミチ:伏見尚子
- 野崎ユミ:巽かおり
- 飛田今太:東隆明[12]
- 伊東ナオコ:鈴木美江
- 小沢アキ:江口燁子
- 沼:高瀬仁
- 叶シゲル:白鳥恒視
- 矢田勘次:桂都丸[13]
- 大首領(声):納谷悟朗
- ゼネラルモンスター:堀田真三
- 魔神提督:中庸助
- プロフェッサー・ドク:高杉玄
- 志度敬太郎:田畑孝
- 谷源次郎:塚本信夫
- 一文字隼人 / 仮面ライダー2号(声):佐々木剛
- ナレーション:中江真司
主なゲスト出演者[]
- 城茂 / 仮面ライダーストロンガー(声):荒木しげる(38、52、53、54話)
- 風見志郎 / 仮面ライダーV3(声):宮内洋(23、34、35話)※23話は声のみ出演
- 結城丈二 / ライダーマン(声):山口豪久(33話)
- 神敬介 / 仮面ライダーX(声):速水亮(31、32話)
- 高森真一:石井茂樹(2話)
- 上村美也:里見和香(4話)
- 三好良一:中田博久(9話)
- ミスター怪力:団巌(9話)
- トレーナー:原田力(9話)
- 今井博士:相馬剛三(13話)
- 子供:小林綾子(14話)
- 野村博士:太刀川寛(19話)
- トレンチコートの男(オオカミジン):新海丈夫(19話)
- 運転手:藤山浩二(20話)
- 金山:相馬剛三(21話)
- 伊東次郎:北村総一朗(23話)
- 川口博士:南城竜也(24話)
- ボンゴ:福田信義(25話)
- 泉田:佐々木一哲(27話)
- 麻野夢太郎(オオバクロン):藤森正義(30話)
- 小池先生:久保田民絵(30話)
- アベックの男:杉欣也(33話)
- 南博士:明石勤(34話)
- 旅行客:岩城力也(37話)
- キレーダ:松香ふたみ(39・40話)
- 長沼博士:西本裕行(52話)
- 筑波洋太郎:加藤和夫(52・53話)
- 筑波寿子:折原啓子(52 - 54話)
スーツアクター[]
- スカイライダー[14]、仮面ライダー1号[14]:中屋敷鉄也
- スカイライダー(31-33話の一部代役)[14]、偽スカイライダー[14]:新堀和男
- 仮面ライダー1号[14]、仮面ライダー2号[14]:岡田勝
- ライダーマン[14]:赤坂順一
- 仮面ライダーストロンガー[14]:橋本春彦
- 仮面ライダー1号[14]、仮面ライダー2号[14]、偽スカイライダー[14]、怪人[14]:上田弘司
- 仮面ライダー2号[14]、仮面ライダーV3[14]、仮面ライダーストロンガー[14]、偽スカイライダー[14]、怪人[14]:河原崎洋夫
スタッフ[]
- 原作:石森章太郎
- 連載:テレビマガジン、テレビランド、たのしい幼稚園、冒険王、おともだち、毎日小学生新聞(26話まで)
- プロデューサー:平山亨(東映)、阿部征司(東映、18話 - )
- 脚本:伊上勝、平山公夫、江連卓、田口勝彦、土筆勉、鷺山京子、鈴木生朗
- 音楽:菊池俊輔
- 撮影:小林武治、工藤矩雄、松村文雄
- 照明:戸塚和夫
- 美術:高橋章、丸山裕司
- 助監督:工藤清、大上典保、草間宏之、廣西真人、大野義弘
- 仕上製作:映広音響
- 録音:太田克己
- 編集:菅野順吉
- 効果:今野康之(スワラプロ)
- 選曲:茶畑三男
- 記録:安部伸子、藤原茂子、福富京子、伊藤明子、藤本洋子、栗原節子
- 撮影チーフ(29話より「撮影助手」と表記):松村文雄、斉川仁、川合俊二
- 照明チーフ(29話より「照明助手」と表記):本田純一、諸星輝男
- 技斗:岡田勝
- 装置:内藤靖夫
- 装飾:大晃商会
- 衣裳:東京衣裳
- 美粧:入江美粧
- 操車:スリーチェイス
- キャラクター製作:コスモプロ
- ハングライダー:BIG BARD(1 - 24話)
- 特撮:矢島企画(1 - 15話)
- 怪人設定:榊精一郎
- 合成:チャンネル16
- ECG:東通ecgシステム(1 - 19話)
- 協力:スズキ自動車、新日本国内航空(3 - 17話)、行川アイランド
- 現像:東映化学
- 進行主任:小迫進、川上正行
- 制作担当:佐久間正光
- 監督:山田稔、田口勝彦、奥中惇夫、田中秀夫、平山公夫、広田茂穂
- 製作:毎日放送、東映
放映リスト[]
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1979年 10月5日 |
1 | 改造人間 大空を翔ぶ |
|
伊上勝 | 山田稔 |
10月12日 | 2 | 怪奇! クモンジン |
| ||
10月19日 | 3 | 勇気だ! コウモリ笛の恐怖 |
|
田口勝彦 | |
10月26日 | 4 | 2つの改造人間 怒りのライダーブレイク |
| ||
11月2日 | 5 | 翔べ 少女の夢を乗せて |
|
山田稔 | |
11月9日 | 6 | キノコジン! 悪魔の手は冷たい |
|
平山公夫 | |
11月16日 | 7 | カマギリジン! 恐怖の儀式 |
|
伊上勝 | 田口勝彦 |
11月23日 | 8 | ムカデンジンの罠 謎の手術室 |
| ||
11月30日 | 9 | コブランジンの殺人軍団 |
|
山田稔 | |
12月7日 | 10 | 見た! カニンガージンの秘密 |
|
平山公夫 | |
12月14日 | 11 | サンショウジン! 地獄谷の脱出 |
|
江連卓 | |
12月21日 | 12 | 暗闇のサンタクロース あぁ〜変身不可能 |
|
伊上勝 | 田口勝彦 |
12月28日 | 13 | アリジゴクジン 東京爆発3時間前 |
| ||
1980年 1月4日 |
14 | ハエジゴクジン 仮面ライダー危機一髪 |
|
山田稔 | |
1月11日 | 15 | 恐怖 アオカビジンの東京大地震 |
|
平山公夫 | |
1月18日 | 16 | 不死身のゴキブリジン G(ゼネラル)モンスターの正体は? |
|
伊上勝 | |
1月25日 | 17 | やったぞ! G(ゼネラル)モンスターの最後 |
| ||
2月1日 | 18 | 魔神提督の電気ジゴク大作戦 |
|
奥中惇夫 | |
2月8日 | 19 | 君も耳をふさげ! オオカミジンの殺しの叫び |
| ||
2月15日 | 20 | 2人の仮面ライダー もう1人はだれだ? |
|
山田稔 | |
2月22日 | 21 | ストロンガー登場 2人ライダー対強敵2怪人 | |||
2月29日 | 22 | コゴエンスキー 東京冷凍5秒前 |
|
土筆勉 | 田口勝彦 |
3月7日 | 23 | 怪人ムササビ兄弟と2人のライダー |
|
伊上勝 | 山田稔 |
3月14日 | 24 | マダラカジン 毒ガスの恐怖 |
|
鷺山京子 | 田口勝彦 |
3月21日 | 25 | 重いぞ! 重いぞ!! 50トンの赤ちゃん |
|
江連卓 | 奥中惇夫 |
3月28日 | 26 | 3人ライダー対ネオショッカーの学校要塞 |
|
山崎久 | |
4月4日 | 27 | 戦車と怪人二世部隊! 8人ライダー勢ぞろい |
|
田口勝彦 | 山田稔 |
4月11日 | 28 | 8人ライダー 友情の大特訓 |
| ||
4月18日 | 29 | 初公開! 強化スカイライダーの必殺技 |
|
土筆勉 | 田中秀夫 |
4月25日 | 30 | 夢を食べる? アマゾンから来た不思議な少年 |
|
江連卓 | |
5月2日 | 31 | 走れXライダー! 筑波洋よ死ぬな!! |
|
山田稔 | |
5月9日 | 32 | ありがとう神敬介! とどめは俺にまかせろ!! | |||
5月16日 | 33 | ハロー! ライダーマン ネズラ毒に気をつけろ!! |
|
鷺山京子 | |
5月23日 | 34 | 危うしスカイライダー! やって来たぞ風見志郎!! |
|
土筆勉 | 平山公夫 |
5月30日 | 35 | 風見先輩! タコギャングはオレがやる!! | |||
6月6日 | 36 | 急げ一文字隼人! 樹にされる人々を救え!! |
|
江連卓 | 山田稔 |
6月13日 | 37 | 百鬼村の怪! 洋も樹にされるのか? | |||
6月20日 | 38 | 来たれ城茂! 月給百万円のアリコマンド養成所 |
|
土筆勉 | |
6月27日 | 39 | 助けて! 2人のライダー!! 母ちゃんが鬼になる |
|
平山公夫 | |
7月4日 | 40 | 追え隼人! カッパの皿が空をとぶ | |||
7月11日 | 41 | 怪談シリーズ・幽霊ビルの秘密 |
|
山田稔 | |
7月18日 | 42 | 怪談シリーズ・ゾンビー! お化けが生きかえる |
|
鷺山京子 | |
7月25日 | 43 | 怪談シリーズ・耳なし芳一 999の耳 |
|
江連卓 | 広田茂穂 |
8月1日 | 44 | 怪談シリーズ 呪いの化け猫 子供の血が欲しい! |
|
土筆勉 | |
8月8日 | 45 | 怪談シリーズ 蛇女が筑波洋を呪う! |
|
江連卓 | 山田稔 |
8月15日 | 46 | 怪談シリーズ くだける人間! 鏡の中の恐怖 |
|
鷺山京子 | |
8月22日 | 47 | スカイライダー最大の弱点! 0.5秒の死角をつけ |
|
江連卓 | 広田茂穂 |
8月29日 | 48 | 4人のスカイライダー 本物はだれだ? |
|
土筆勉 | |
9月5日 | 49 | ロケット発射! 筑波洋を宇宙の墓場へ |
|
山田稔 | |
9月12日 | 50 | 君もアリコマンド少年隊に入隊せよ!? |
|
鈴木生朗 | |
9月19日 | 51 | ネオショッカー 紅白死の大決戦 |
|
鷺山京子 | |
9月26日 | 52 | 洋の父が生きていた! 改造人間FX777(スリーセブン)とは? |
|
江連卓 | 奥中惇夫 |
10月3日 | 53 | 魔神提督の最期! そして大首領の正体は? | |||
10月10日 | 54 | さらば筑波洋! 8人の勇士よ永遠に… |
※1 OP表記では「ドブネズラー」
※2 OP表記では「陣内達行(読み同じ)」
※本作以降、過去の仮面ライダーシリーズで何度か生じていた怪人役の声優のOP表記ミスは無くなっている。
劇場版[]
- 『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』(1980年3月15日公開)
音楽[]
「組曲 仮面ライダー」と題した前期BGM集(作曲・編曲ともに菊池俊輔)が番組開始時に発売された。これはシリーズで初めて音盤化を前提にステレオ録音されたBGM集で、前期OPとEDや「変身!仮面ライダー」の各アレンジ曲も含まれていた。
番組前期に発売されたセリフ&効果音入り「アクションシリーズ」EPには「燃えろ!仮面ライダー」、「復活-よみがえる仮面ライダー-」(「組曲 仮面ライダー」序曲)、「変身!仮面ライダー」、「はるかなる愛にかけて」の4曲が収録された。
劇場版『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』および番組後期では追加録音されたBGM(編曲は武市昌久)も使用された。CDには「組曲 仮面ライダー」のみのものと、後期BGMを含めたものの両方がある。武市は後期EDや挿入歌の編曲にも参加した。ちなみに、歌・BGMともに、菊池俊輔以外の音楽家が参加したのは本作がシリーズ初である。
主題歌[]
第2話以降の恒例となっていたOPラストの中江真司によるライダー説明ナレーションは、本作の前期が最後となった。なお、OPテーマが途中で変更されるのは第1作『仮面ライダー』以来である。
仮面ライダーシリーズは基本的にOP・EDの歌詞表示はないが、本作の後期OP・EDには歌詞表示がある。
オープニングテーマ[]
- 「燃えろ!仮面ライダー」(第1話 - 第28話)
- 作詞:石森章太郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:水木一郎、こおろぎ'73
- 「男の名は仮面ライダー」(第29話 - 第54話)
- 作詞:石森章太郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:水木一郎
エンディングテーマ[]
- 「はるかなる愛にかけて」[15](第1話 - 第28話)
- 作詞:八手三郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:水木一郎、こおろぎ'73
- 「輝け!8人ライダー」(第29話 - 第54話)
- 作詞:八手三郎/作曲:菊池俊輔/編曲:武市昌久/歌:水木一郎、ザ・チャープス
- 小林克也による英語の合いの手がイントロに入る。
- 劇場版『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』ではささきいさお歌唱版がOPとして使用された。カラオケは水木版、ささき版ともに(イントロとバックコーラスを含めて)同じ音源である。
挿入歌・イメージソング[]
- 「変身!仮面ライダー」
- 作詞:石森章太郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:水木一郎、こおろぎ'73
- 主題歌(上記)を参照。
- 本作において歌詞に「スカイライダー」が入っているのは本曲と「燃えろ!仮面ライダー」のみ。
- 「オーオー仮面ライダー」
- 作詞:八手三郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:水木一郎、こおろぎ'73、ザ・チャープス
- 「地平線からやってきた男」
- 作詞:石森章太郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:水木一郎
- 「あれは仮面ライダー」
- 作詞:石森章太郎/作曲:菊池俊輔/編曲:武市昌久/歌:水木一郎、ザ・チャープス
- 「いま斗いの陽が昇る」
- 作詞:石森章太郎/作曲:菊池俊輔/編曲:武市昌久/歌:ささきいさお、ザ・チャープス
- サビ直前に小林克也による英語の合いの手が入る。
- 本来、劇場版のために作られた歌で、ささき版「輝け!8人ライダー」とともに劇場版主題歌のシングルに収録されたが、劇中では結局、使用されなかった。
- 本曲は主題歌・挿入歌LPにも収録されたが、一方、ささき版「輝け!8人ライダー」は劇場版シングルと同ドラマ編LPのみで、主題歌・挿入歌LPには収録されなかった。
主題歌・挿入歌LPには「8人ライダーヒットメドレー」というインスト曲も収録された。これは歴代オープニング曲と「ぼくのライダーマン」および「いま斗いの陽が昇る」のメロディーを繋げたものである(編曲:武市昌久)。同曲は劇場版およびテレビ版後期の戦闘シーンのBGMとして使用されたが、現在でもBGM集ではなく主題歌・挿入歌CDに収録されている。
映像ソフト化[]
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全13巻が東映ビデオよりリリースされている。テープ内のタイトルは「スカイライダー」と記されている。
- LD化は、『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダーBLACK RX』のLD化優先のため実現しなかった。『仮面ライダースーパー1』も同様。
- 2004年2月21日から6月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全5巻の各2枚組で各巻12話(Vol.5のみ1枚・6話)収録。
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。
その他[]
- 本作がスタートした半年前の1979年4月4日にTBS製作の『ザ☆ウルトラマン』が放送を開始している。これにより初めてMBS・TBSによる「仮面ライダーシリーズ」と「ウルトラシリーズ」がそろって同時放送されることになった。しかも、MBSにとっては初めての「ウルトラシリーズ」放送が実現したが、MBS・TBSの同時放送も1981年3月をもって次作の『仮面ライダースーパー1』『[[「ウルトラマン80』が最後となり、わずか1年半で終わった。
- 本放送当時、裏番組には『花の子ルンルン』→『魔法少女ララベル』(以上テレビ朝日系列)や『歌まね振りまねスターに挑戦!!』(日本テレビ系列)が放送されていたが、『ルンルン』『ララベル』は本作制作の東映の系列である東映動画(現:東映アニメーション)が制作しており、しかも筆頭スポンサーが本作と同じポピー(現:バンダイ)だったため、「東映系列作品&筆頭スポンサーがポピー」同士がぶつかる形となった。また『スターに挑戦』の筆頭スポンサーは牛乳石鹸共進社だが、牛乳石鹸共進社はかつて『仮面ライダー』→『仮面ライダーV3』の裏に一社提供番組『シャボン玉ボンボン』→『シャボン玉サタデー』をぶつけて惨敗したという過去があり、今回もまた「ライダーシリーズ」の裏に提供番組がぶつかることとなった。
- 本作と次作『スーパー1』で多数の脚本を執筆した土筆勉は、かつて「高田裕史」の名で俳優として活動しており、『ライダー』や『V3』に端役で出演した経験がある[16]。
- デーモン小暮閣下は、聖飢魔II時代の夜のヒットスタジオ出演時にスカイライダーのベルトを着用していたことがある。ほかにも、スーパー1やBLACKのベルトも着用していた。
- 玩具として「改造手術室セット」が発売されている。
脚注[]
- ↑ ファミリー劇場などでは『新・仮面ライダー』、東映チャンネルにおいては「仮面ライダー スカイライダー」と表記することもある。
- ↑ 村上弘明によると「空を飛んで移動できるとバイクに乗る必要性が無く、ライダーの意味が無いという意見が出て飛ばなくなった」(『鴻上尚史のオールナイトニッポン』出演時のコメントより)とのこと
- ↑ 「V9」は次回作『仮面ライダースーパー1』の仮タイトルでもあった。
- ↑ 34話においては洋がスカイライダーに変身することはなく、登場するライダーは客演の風見志郎(仮面ライダーV3)のみという珍しいストーリーが見られた。
- ↑ 今作の放送話数は2年間98話放送された『仮面ライダー』に次ぐ13か月全54話の放送となった。
- ↑ 2号ライダー客演時の白兵戦でアリコマンド戦闘員にパンチを見舞ってダメージを与える描写もある(すぐに反撃されているが)。
- ↑ この時点では素顔は見せていないが声は主演時同様宮内洋があてている。
- ↑ スカイライダーのもとに現れた際にはアフレコ出演した池水による決め台詞(「天が呼ぶ、地が呼ぶ - 」)が披露された。
- ↑ 2号が二回客演(36話と37話、あるいは39話と40話)した内のどちらかは1号の予定だったという説がある。
- ↑ 30話では単独での客演が予定されていたが、山本大介役を演じた岡崎徹が芸能界を引退していたために実現しなかった。『仮面ライダーSPIRITS』16巻の巻末インタビューでは、時期は不明だがプロデューサーの平山亨から何度も電話があったことを語っている。その名残としてアマゾンが洋にオオバクロンの存在を資料で送ったという設定に変更された。
- ↑ 当時から関連書籍等で、ショッカーとゲルショッカーの残党が関与しているとの記述も多いが、明確な設定ではない。ゼネラルモンスターが冷凍モルグの棺桶から蘇る様な描写は一応ある。
- ↑ 第17話はクレジットのみ。
- ↑ 当初テロップは「謎の人?」と記され、41話では「実は…矢田勘次」と表記された。
- ↑ 14.00 14.01 14.02 14.03 14.04 14.05 14.06 14.07 14.08 14.09 14.10 14.11 14.12 14.13 14.14 14.15 14.16 テンプレート:Cite book
- ↑ クレジットは「はるかなる愛に賭けて」。
- ↑ 『レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全 70's川内康範ヒーローの世界』(双葉社・2002年)六鹿英雄インタビューより。
|